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神栖市で活躍する医師

Interview

神栖市の心臓血管治療を支える、高度な専門医療の実践

鹿嶋ハートクリニック
心臓血管外科センター長

古谷 光久 (こたに みつひさ)様

資格・認定
日本外科学会外科専門医
心臓血管外科専門医
腹部ステントグラフト指導医
胸部ステントグラフト指導医

「この地域で治療を受けたい」
患者の医療ニーズに応える

鹿嶋ハートクリニックには2019年から勤務しています。心臓血管外科センター長として、心臓血管外科領域における診療を、全て自分の責任のもとでできるところにやりがいを感じています。一人ひとりの患者さんに対して治療計画を立て、責任を持ってそれを達成させる。心臓血管外科センターという一つの組織を任せてもらっていることが、医師としての大きな経験になっています。
神栖市には、「この地域で治療を受けたい」と思っている患者さんがたくさんいらっしゃいます。都会の病院であれば、他の病院で治療を受ける選択肢もあると思いますが、神栖市から3次救急を受け入れている旭市や土浦市、成田市の病院までは距離があるため、「できるならこの地域で」と希望される患者さんが多いのです。
鹿嶋ハートクリニックが開設されるまでは、この地域に心臓外科はありませんでした。手術が必要な疾患になっても、手術ができる病院が地域内になく、治療する病院を探すのが大変だったと聞いています。私が赴任してからは、ステントグラフトもこれまで以上に実施できるようになりましたし、大学病院で行っているような専門性の高い手術にも対応しています。そうした心臓血管外科の専門治療を当院で行うことで、この地域の患者さんのニーズに応えられているのではないでしょうか。当院で心臓手術を受けられる患者さんは、60代~70代の方が多く、他の地域よりは比較的年齢層が若い印象です。地域のクリニックからご紹介されるケースもありますが、ほとんどの患者さんは、心臓の具合が悪ければ「鹿嶋ハートクリニック」と思ってくださっているようで、当院に直接いらっしゃいます。

低侵襲のステントグラフトで
豊富な手術実績を誇る

私が心臓血管外科を専門に選んだのは、外科の中でも特に手術に適した診療科だと思ったからです。例えば、胃がんの手術では、手術でがんを取ると同時に、胃の機能の一部を失ってしまいます。しかし、心臓は一部を取ることができないため、あくまでも機能を治すのが手術の目的です。その点で、外科治療に非常に向いていると言えます。外科には難しい領域がたくさんありますが、中でも心臓血管外科は技術の習得が難しく、一人前になるにも時間がかかります。だからこそチャレンジしてみたいという気持ちが湧きました。
初期研修を受けた湘南鎌倉総合病院は、全国から研修医が集まる病院で、高い志を持つ医師たちと切磋琢磨できる環境でした。その後、赴任した亀田総合病院は、アメリカで心臓の手術を学ばれた先生が立ち上げた心臓血管外科があり、アメリカ式の心臓外科トレーニングや豊富な症例を経験することができました。医師になって10年目くらいのときに、当時、日本でもまだ導入されたばかりの大動脈ステントグラフトを学びに、香川県立中央病院に赴任。ステントグラフトを学んだことで、そこから発展するさまざまなカテーテル治療につながっていきました。外科手術に加え、カテーテル治療の研鑽を積んだことが、私にとっては一つの大きなターニングポイントになっています。

「住めば都」を実感できる
子育て世代が暮らしやすい地域

神栖市に住むようになって3年。よく「住めば都」と言いますが、本当に住みやすい地域だと思います。普段、生活していて便利なのが、道路が広いこと。神栖市は鹿島臨海工業地帯を有しており、工場が多い地域ですので、道路も2車線、3車線が当たり前です。渋滞がほぼありませんし、スムーズに移動できるのが嬉しいです。工場や企業で働く方たちは若い世代が目立ち、小さなお子さんがいるご家庭が多い印象があります。私にも6歳の子どもがいるのですが、神栖市は子育て世代への補助なども充実しています。保育所の整備などにも力を入れているため、子育てしやすい環境だと感じます。鹿嶋ハートクリニックの近くには歩道橋があるのですが、朝、出勤するときに子どもたちが長い列をなして渡っている姿を見かけると、昔ながらの日本のようないい風景だなと思います。
当院では役割分担がしっかりしているため、オフはしっかり休めます。休みの日に呼ばれることはほとんどありません。家族で東京に買い物に出かけたり、神栖のレジャースポットに遊びに行ったりするのがオフの楽しみです。
神栖市の地域性は、診療にも表れています。地域柄、農家や工場勤務の患者さんが多く、田植えや工場の定期修理の時期と重ならないように手術をしてほしい、というご依頼がよくあります。最近も、ピーマン農家の患者さんが「植え替えがあるから」と、手術のタイミングについて相談されました。患者さんの状況に合わせて、病状が許す限りは配慮しながら治療をしています。

外科の専門性を磨く
豊富な実践経験を積める研修

若い先生たちにとって当院での勤務は、実践的な経験が積めるチャンスが豊富にあります。非常にクオリティの高い医療を行っていますので、確実に成長できるはずです。毎年、当院には昭和大学から若手の先生が来てくれていますが、「とても濃厚な一年間を過ごすことができました」という感想をいただきます。研修期間を終えて大学に戻ったときには、その成長した姿に、他の先生たちからは驚かれるようです。外科専門医の認定関連施設でもありますので、専門医を取得したいと考えている先生にとっては、しっかりと技術を研鑽できる環境だと思います。親身に指導をしていますので、研修を希望する方はどんどん来てほしいと思います。
私の目標は、すべての心臓外科治療を当院で完結できるようにすること。大動脈解離などの緊急手術も含めて、ここで対応できるようにしたいと考えています。そのためには24時間手術ができるシステムを作らなければなりません。医師だけでなく、コメディカルスタッフの力も必要です。実現に向けてはまだまだクリアしなければならない課題がありますが、いずれはこの地域の皆さんが、心臓外科で提供できる医療に関してはすべて受けていただけるようにしていきたいです。

取材日:2022年7月28日
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