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神栖市で活躍する医師

自分のスキルを活かした診療で
地域で求められる医療を届ける

神栖済生会病院 消化器疾患センター 外科主任部長

新井 洋紀 (あらい ひろき)様

資格・認定
日本外科学会 専門医
日本消化器外科学会 専門医
消化器がん外科治療 認定医
日本がん治療認定医機構 がん治療認定医
がんプロフェッショナル養成基盤
推進プラン腫瘍外科学指導者コース 修了

スタッフ同士が話しやすい雰囲気で
地域に密着した病院

私が神栖済生会病院で勤め始めたのは2025年4月から。それ以前にも震災後の2011年からの2年半、大学院卒業後にも1年間勤務していますので、今回で3回目の赴任となります。これまでを振り返ると、日本医科大学を卒業した後、いくつかの関連病院で勤務をしてきました。最近は医師に限らず「転勤をしたくない」という方も増えているようですが、私自身は若いうちにいろいろな病院に勤務することができたことは、医師としての幅を広げる良い経験になったと思っています。
当院の魅力は、地域に根差した病院であること。私たち医師は、神栖市以外の地域から赴任している人も少なくありませんが、看護師や事務スタッフたちは、神栖市に住んでいる人がほとんどです。昔からこの地域に住んでいる人たちが、愛着を持ってこの病院の診療に関わっている。そこに地域に密着した病院ならではの良さを感じます。
規模が大きな病院ではないからこそ、職員同士がお互いに顔が見える関係を築いていて、それが働きやすさにもつながっている。職種を超えたコミュニケーションが気軽にとれることは、メリットだと思います。私自身、何度かの勤務を経て、また当院で働き始めたときに、以前と変わらない雰囲気にすぐに馴染むことができました。

外来から内視鏡、手術、病棟管理まで
幅広い領域を担当する

神栖済生会病院での勤務は、消化器疾患センターでの外来診療、内視鏡検査と治療、手術、病棟管理がメインです。多くの総合病院では消化器内科が外来診療を行い、手術が必要な患者さんは消化器外科に紹介されてくるのが一般的だと思いますが、当院の診療科は「消化器内科」「消化器外科」で分かれているのではなく「消化器疾患センター」として、消化器外科の専門医が外来や内視鏡も行っています。外来については、手術後の患者さんの経過観察だけではなく、健診で異常があった人の精査や、腹痛、食欲不振などに対する診断も担っています。手術が必要な疾患に限らず、さまざまな消化器疾患を診ているのが当院の特徴の一つです。
地域の病院ならではの診療の特徴もあります。胃がんや大腸がんといった消化器がんが多いのは他の病院と同じですが、ここにはそうしたがんがかなり進行した状態で来られる患者さんが多い印象です。その中にはご高齢の方や工場地帯へ出張や単身赴任で来ている労働者の方、独居の方などがいらっしゃいます。特に家族と疎遠になっている方や外国人の方など、複雑な背景を抱えている人たちの診療では、どのように話を切り出せばよいのか、どうやって定期的な受診に結び付けていくか、福祉が介入したほうがよいのか、一人一人に合わせた対応の仕方を考えることが大事だと思っています。
もちろん、患者さんへの対応には多職種の協力が欠かせません。そうした患者さんが抱える背景の複雑さは、診療をする上で大変な部分ではありますが、それをどう解決すればよいのかを考えることは、医師として大いに勉強になっています。

日本有数の工業地帯で身に付く
診療におけるマネジメント能力

神栖市は日本を代表する工業地帯があり、毎年行われるコンビナートの定期修理のために市外から来られる方々も含めると、非常に多くの労働者が集う地域です。工業地帯を支える病院だからこそ、工場でのケガや事故への対応、出張や単身赴任で来ている労働者の方への一時的な病気の治療など、特殊な対応が求められる場面もあります。
そのような環境では、ただ患者さんを治療するだけではなく、どのように対応を進めていくか、広い視野を持ったマネジメント能力が必要だと考えています。当院はそうした力が鍛えられる環境であることも特徴の一つだと思います。
一方で、限られた医療資源の中で患者さんを診ていかなければならない難しさもあります。しかしながら、そのような環境の中で試行錯誤しながら医療を提供していくことは、医師にとって土台となる必要なスキルだと思います。限られた資源の中で患者さんが納得できる治療を検討・提供していくことは難しい面もありますが、それと同時にやりがいも感じています。幅広く経験を積みたい、いろいろ任せてもらいたい、という医師にとって、神栖市はおすすめのフィールドだと思います。

上の立場から教えるのではなく
隣に並んで寄り添った指導を

私自身、最先端の医療に関わりながら消化器外科医としてバリバリ腕を磨いていくというよりは、地域に根差した病院で自分のスキルを活かした診療をしたいと思っています。かつては、毎日のように夜遅くまで病院に残って働いていたこともあります。それが“いい医者”であるように感じていました。
でも、今は決まった時間の中で、クオリティの高い医療を行うことが大事だと思うようになりました。医師の働き方改革も進められていますが、若い世代の先生たちがしっかり休みを取れるような環境にしていきたい。仕事が人生の全てではないですからね。プライベートを楽しんで、人生が充実しているからこそ、患者さんや同僚にも優しくできる。それが医療の質を上げることにもつながるのではないでしょうか。
私が後輩の指導で意識しているのは、その先生が何を考えているのか、どうしたいのかを聞くことです。私の考えを押し付けるのではなく、横に並んで、同じ一人の医者として一緒に考えていきたい。その上で、経験年数があることで、私に分かることがあればアドバイスをする。私が積極的に指導するというよりは、若い先生がやりたいことを手伝ってあげるようなイメージです。
私が若手の頃は、医療に限らず、指導の際には怒鳴られることも当たり前というような風潮があったかと思いますが、怒鳴って解決することは一つもありません。手術室に入るのも緊張して、ますますパフォーマンスが落ちてしまうことも考えられます。だからこそ、今の先生たちにはのびのびと学んでもらえるように、寄り添った指導をしていきたいと思っています。

行政と医療が強力タッグ
安心して暮らせる神栖市の魅力

私は今、神栖市に住んでいますが、街には大手のチェーン店なども多くあり、生活をするには困らない環境です。また、公園や神社など、自然を感じるスポットも多いと感じています。神栖中央公園には芝生広場や噴水などがあり、多くの人の憩いの場になっていますし、敷地内にある「かみす防災アリーナ」では子供向けのスポーツプログラムなども行われているので、家族連れを見かけることも多く、子育て世代も住みやすい環境だと感じます。
また、神栖市の特徴として、行政と医療機関が連携して、医師不足や看護師不足の解消等に取り組む「神栖市若手医師きらっせプロジェクト」が進められています。医療課題の解消に向けては1つ1つの病院の力だけではできないことも多いので、行政と連携しながら活動していることはこの地域の強みだと思います。
神栖済生会病院では、外科医でありながらも内科領域の診療にも関わることができますし、内視鏡や手術、病棟管理、抗がん剤治療まで、幅広く経験できます。オールラウンドな医師になりたい人は、ぜひ選択肢の一つに考えてみてください。

取材日:2025年9月29日
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