産業都市特有の疾患である「熱傷・薬傷」の受入体制強化を目指して、「第2回熱傷・薬傷症例検討会」を開催しました。
前回に引き続き、神栖市内の医療従事者や工業地帯の企業関係者などを対象に開かれ、参加された皆様から大変好評をいただきました。
■日時・場所
2023年11月16日(木)18:00~20:00
かみす防災アリーナ
■参加人数
165名(うち会場参加55名)
■内容
講義①
講師:土浦協同病院 皮膚科部長 盛山 吉弘
内容:実例を通して学ぶ~熱傷治療~
参加者の声
- 職場で労災が起きたときにすぐ対応できる内容でした。
- 熱傷の局所、栄養、メンタルケアの管理の重要性、感染管理も含めとても勉強になりました。
- 熱傷に関する分類や治療の総論的知識がとてもわかりやすかった。
- 症例写真が多く、深さの判定などが可視化できてわかりやすかった。
- 写真を見ながら、治療の経緯や手法(手術)を見ることができとてもわかりやすかった。面積や深さで判断すること、初日では判断が難しいことを学びました。
講義②
講師:日本医科大学千葉北総病院 救命救急センター部長 原 義明
内容:化学熱傷(薬傷)の対応について
参加者の声
- 化学熱傷の場合、ドクターヘリに乗せられないことをはじめて知ったことは良かった。
- 企業が多いので、薬傷の事例、対応の仕方など、化学熱傷について知ることができて良かった。
- 薬傷では搬送よりも洗浄を優先など、救急隊として勉強になりました。
- 熱傷による合併症にも注意が必要であることが分かった。
- 私たち地方の病院、2次救急ではどのような対応をして転院搬送するとよいかなどわかりやすくまとめてあったのがよかった。